ソーラー・インパルス、太平洋横断に成功 米加州に到着
(CNN) 燃料を一切使わない世界一周飛行に挑んでいる太陽光発電の実験機「ソーラー・インパルス2」がこのほど、米カリフォルニア州マウンテンビューに着陸し、太平洋横断飛行を成功させた。
操縦士はスイス人探検家で精神科医のベルトラン・ピカールさん。着陸後、CNNの取材に答え、「新しい時代が来た。これはSFではない。クリーン技術は不可能を可能にできる」と語った。
同機は21日にハワイを発ち、サンフランシスコ湾上空を数時間飛行した後に着陸した。
ソーラー・インパルス2の翼長はボーイング747型機と同程度。しかし重さはスポーツ用多目的車(SUV)ほどしかない。飛行速度も自動車とほぼ同じで、ハワイからカリフォルニア州までの飛行に要した時間は約62時間だった。