ソーラー・インパルス、太平洋横断に成功 米加州に到着
世界1周を目指す同機の飛行は今回が9回目だった。操縦はピカールさんと、スイス人技術者のアンドレ・ボルシュベルクさんが交代で担当している。
ソーラー・インパルス2は昨年3月、アブダビから世界1周の旅に出発し、同年夏の終わりにはアブダビに戻るはずだった。しかし悪天候に見舞われて日本に緊急着陸した際に滑走路で機体が損傷。修理を済ませた後に太平洋を横断して7月にハワイに到着した。
ハワイに着陸した時点でバッテリーが過熱して損傷していたことが分かり、修理に時間がかかってカリフォルニア州への出発は10カ月近くずれ込んでいた。
今後は大西洋を横断して欧州か北アフリカへ向かい、この夏の終わりには3万5000キロの飛行を終えて中東へ戻る計画。
BREAKING: a solar airplane flying without fuel above #SF at night to promote #futureisclean ! pic.twitter.com/eNAbdfnkK4
— SOLAR IMPULSE (@solarimpulse) 2016年4月24日