10代の肥満、幼少時の夜更かしで確率2倍に 米調査
この結果についてオハイオ州立大学のサラ・アンダーソン准教授は、「就学前の時点で平日の早い時間に就寝していた子どもは、就寝が遅かった子どもに比べ、青年期になってから肥満になるリスクが半分にとどまった。肥満リスクに関連した別の要素を考慮しても、この結果は変わらなかった」と解説する。
別の研究では、子どもの早寝は行動や認知発達、注意力にも好影響をもたらすほか、悪い夢を見たりなかなか寝付けないといった問題も少なくなることが示されているという。
注意力や行動と睡眠の関係に詳しいカナダ・マギル大学のロイト・グルバー氏は「子どもを早い時間に就寝させれば、脳と身体の修復や回復にとって大切な睡眠時間が確保できるため、身体的健康だけでなく精神衛生上もメリットがある」と話している。