火星に人類移住へ、自給自足のコロニー建設 マスク氏が構想
火星に到達した人類は圧縮された大気の中で作物を育て、ロケット燃料製造のための資源を調達して宇宙船を地球に帰還させる。
マスク氏が構想を披露する1時間ほど前、スペースXは「惑星間輸送システム」のイメージ映像をユーチューブに投稿した。
同氏は2018年までに火星への初の無人飛行を実現させたい意向。次いで2024年に有人宇宙船を打ち上げ、25年に火星に着陸させることを目指す。
火星と地球の距離を考えると、定期便が運航できるのは26カ月ごとになる。そのため持続可能コロニーの運営を軌道に乗せるまでには40~100年かかる見通し。
これが過度に楽観的な目標であることはマスク氏自身も認めていて、27日の講演でもスケジュールの話になると、「この種のことはあまり得意ではない」と打ち明けた。