英国発、廃棄食材カフェが台頭<4> 『無駄で儲ける業界』
公式の数字によると、食料を最も多く廃棄しているのは消費者であり、英国で毎年失われる1500万トンの食料のうち約700万トンが消費者によって廃棄されたものだというが、スミス氏はこのデータに納得していない。
「この国には『隠された無駄』とも言えるカラクリがある」とスミス氏は指摘する。
「スーパーにとって余った食料の廃棄はコストがかかりすぎるため、それらの食料は倉庫や輸送用コンテナに保管される。この事実が早期に明るみになり、公式の数字が大幅に変更されることを祈っている」(スミス氏)
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次回「英国発、廃棄食材カフェが台頭<5> 食べても安全か?」は11月23日公開