オバマ米大統領、七面鳥へ最後の「恩赦」 感謝祭前に
ワシントン(CNN) ホワイトハウスで23日、翌日の感謝祭の代表的料理の材料である七面鳥に大統領が「恩赦」を与える恒例のイベントが行われた。
オバマ大統領は任期最後となるこのイベントに、2人のおいを伴って出席した。イベントでは大統領がジョークを飛ばすのが恒例となっているが、娘のサーシャさんとマリアさんは「私のジョークにすっかり飽きてしまい、もう受けてくれなくなった」のだそうだ。
「勇気と犠牲を持って運命に立ち向かい、チキン(弱虫の意)ではないことを自ら証明した」とオバマ大統領は食卓に上る「偉大な七面鳥」をたたえた。
七面鳥の恩赦は、一説にはリンカーン大統領にまでさかのぼるとされる。リンカーンの幼い息子が、かわいがっていた七面鳥の命乞いをしたという。
生産者団体「全米七面鳥連盟」が公式に大統領一家の七面鳥の供給を始めたのが1947年で、このころから恩赦の儀式は始まった。