戦車のような巨大草食恐竜に命名、良好な保存状態 カナダ
化石が研究できる状態になると、研究チームはCTスキャンを使って骨格を調べ、装甲の形態や皮膚の成分なども分析した。
その結果、皮膚は赤みがかった茶色をしていたと断定。この色でカムフラージュして天敵から身を隠していたと推定する。腹部の皮膚は、背中に比べて明るい色をしていた。
白亜紀の北米大陸には、アクロカントサウルスなどの大型肉食恐竜が生息していて、マークミッシェルアイもその餌になっていたと思われる。
研究チームはマークミッシェルアイを新種の鎧竜に分類。姿は同じ鎧竜のアンキロサウルス属に似ているが、生息時期などから推定して、新しい属のボレアロペルタ属に分類している。