地球環境めぐり「人類へ警告」 科学者1万6000人が署名
世界の人口は92年から35%増加し、環境への負荷もそれだけ増大した。この傾向は今後も続く見通しだ。一方で動物の生息数は全体で約29%減少している。
明るい兆しがみられるのはオゾン層保護の動きだ。87年にオゾン層の破壊を防ぐためのモントリオール議定書が採択され、破壊物質が規制された。その結果、オゾン層の穴は今世紀半ばまでに回復する見通しとなっている。
リップル氏は、ほかの分野でも力を合わせれば、大きな変化をもたらすことができると強調。書簡がそのきっかけになることを願っていると述べた。
同氏のもとには、環境保護を訴える詩や歌、協力の申し出などの反響が多数寄せられているという。