もっと脂肪を摂取すべき? 脂肪に関する間違った通説5つ
通説5:脂肪はフィットネスの目標達成を妨げる
持久力を必要とするスポーツ選手の中には、「ケトジェニックダイエット」と呼ばれる食事法を採用している人もいる。この食事法は、1日のカロリーの70%から75%を脂肪から取り、5%から10%を糖質から取るというものだ。
この食事法のメリットとデメリットは、現在も多くの研究者が調査中だが、スポーツ栄養士のパメラ・ニセヴィッチ・ビード氏によると、この食事法により、糖質よりも脂肪が優先的に燃焼しやすい体質になるという。
これは、一時的な絶食と似たような作用によるもので、肉体はエネルギーのためのグリコーゲンを消費し尽くすと脂肪のような別のエネルギー源の消費に向かうという。
ただし、ケトジェニックダイエットで食べられる典型的な高脂肪の食事は、チーズバーガーやフライというわけではなく、アボカドや魚、ピーナツバター、肉、卵などだ。また、パスタやピザをよく食べる人の場合、炭水化物が少なく脂肪の多い食事に切り替えるには体がなれるまでに3~5週間程度の時間がかかることにも留意しよう。