ドイツのコアラ、旅客機の客室に乗りスコットランドへ
(CNN) 機内でだれと隣り合わせになるかは運次第だが、もしそれがかわいいコアラだったら――。独ユーロウィングス機の客室に先週、特別な乗客が現れた。
生後1年7カ月の雄コアラ「タナミ」は、独西部デュッセルドルフから引っ越し先の英北部スコットランド・エディンバラまで、空の旅を楽しんだ。
飼育チームが飛行中の様子を見守れるよう、貨物室ではなく客室に乗せることになった。コアラの繊細な性質を考慮し、客席を一列独占する特別待遇で迎えられた。
エディンバラ空港の責任者は、「当空港では世界中からの乗客を歓迎するが、コアラほど特別でかわいい乗客は珍しい」と語った。
タナミはエディンバラ動物園の保護繁殖プログラムに加わる予定。入れ違いにデュッセルドルフ近郊の動物園へ移される雄のコアラも、まもなく空の便に搭乗する。
2015年にはオーストラリアからコアラ4匹が空路シンガポールへ運ばれた。この時は豪カンタス航空機のファーストクラスで撮った写真が公開されたが、実際に乗せられたのは貨物室だった。