牛のマークのビール醸造所、本物の牛が集団で深夜の訪問 米ウィスコンシン州
(CNN) 米ウィスコンシン州で「スポッテッド・カウ(『まだら模様の牛』の意味)」という銘柄のビールを製造する醸造所に、本物のまだら模様の牛の群れが押し寄せる珍事があった。
牛たちの「ビールラン」は23日未明、同州ニューグレラスにあるニューグレラス醸造所で発生。白黒まだら模様の乳牛16頭が、同社の駐車場に集団で侵入した。
同社が製造するスポッテッド・カウのビールは、ウィスコンシン州内のみで販売している。
「スポッテッド・カウがスポッテッド・カウにやって来た。警備員から電話があった時は冗談だと思った」。醸造所幹部のドルー・コクラン氏はCNNの取材にそう語った。
牛たちが集まる姿は、防犯カメラがとらえた23日午前1時45分の映像に映っていた。この様子を見た警備員がグリーン郡の保安官事務所に通報。駆けつけた警察官と警備員が牛たちを駐車場の中に集め、車で取り囲んで出られないようにした。
同日朝には飼い主が引き取りに訪れ、牛たちは無事に農場へ戻った。
「私たちの醸造所は丘の上にある。どうやってここまで上って来たのか分からない」とコクラン氏はコメントしている。