大手報道機関の爆破に言及、米陸軍兵を逮捕

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米連邦当局は今年3月から男をマークしていた/Mark Wilson/Getty Images

米連邦当局は今年3月から男をマークしていた/Mark Wilson/Getty Images

(CNN) 米カンザス州の基地に所属する陸軍兵士が、米連邦捜査局(FBI)の覆面捜査員を相手に爆弾の製造方法を教えると持ちかけ、大手報道機関の本社爆破や、米大統領選挙の候補者を狙う計画に言及したとして、大量破壊兵器に関する情報を流した容疑で逮捕された。

23日に公表されたカンザス州連邦裁判所の書面によると、ジャレット・ウィリアム・スミス容疑者(24)は21日に逮捕された。逮捕前はカンザス州フォートライリーの基地に所属していた。

同容疑者はFBIが極秘の情報源としている人物に対し、米大手報道機関の本社を自動車爆弾で爆破する計画を伝えたとされる。

この事件に詳しい2人の関係者によれば、スミス容疑者が狙っていたとされる報道機関はCNNだった。

さらに、FBIの覆面捜査員と20日に交わしたチャットでは、2020年の米大統領選に出馬表明しているベト・オルーク氏に言及していたとされる。捜査員が政治家を標的にすると伝えたところ、スミス容疑者は爆弾や手投げ弾の製造について指示したという。

スミス容疑者は2017年に米陸軍に入隊。今年7月にはテキサス州からカンザス州フォートライリーの基地に異動になっていた。フェイスブックのチャットでは「アフガン方式の」爆弾を製造できると言いふらしていたとされ、FBIが今年3月からマークしていた。

スミス容疑者は23日に裁判所に出廷した。26日には勾留についての審問のため再び出廷する。

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