耳失った迷い猫、手編みの「耳」贈られる 米ウィスコンシン州

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施設の職員から新しい「耳」をプレゼントされた雌の猫「レイディー」/Dane County Humane Society

施設の職員から新しい「耳」をプレゼントされた雌の猫「レイディー」/Dane County Humane Society

(CNN) 米ウィスコンシン州で、病気のため両耳を切除した迷い猫のために、女性が特技を生かして耳に見立てた毛糸の帽子を自ら編み、プレゼントする出来事があった。

「レイディー」と名付けられたこの雌の猫は昨年12月、同州デーン郡にある保護施設に連れてこられた。施設の広報担当者がCNNに語ったところによると、耳に慢性の感染症と血腫が見られたため、直ちに手術を行ったという。

苦痛を和らげる方策として、獣医師らは最終的にレイディーの両耳を切除することを決断した。

手術は無事に終わったが、施設の職員らの間では、耳のないレイディーに里親が見つからない事態を懸念する声が上がった。そこで職員の1人、アシュ・コリンズさんは、レイディーのために可愛い耳付きの帽子を編んであげることにした。

職員らはレイディーをおだてたり、ご褒美をあげたりしながら、完成した紫色の耳付き帽をその頭にかぶせた。

施設で愛されたレイディーに里親が現れたのは今月14日。新しい耳をつけた画像を施設職員がフェイスブックに公開してから、わずか数時間後のことだった。

帽子を編んだコリンズさんは、「編み物の技術が役に立って本当にうれしかった。レイディーに注目が集まり、第2のチャンスを呼び込む手助けができた。彼女がそれをつかむのは当然で、ハッピーエンドを迎えるためのちょっとしたお手伝いができたことをとても誇りに思う」と話した。

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