クラクション鳴らすと赤が続く信号、ムンバイで実証実験 インド
(CNN) 赤信号で停止した車がクラクションをうるさく鳴らすと、青になるまでさらに長時間待たされる――。インド・ムンバイの警察がクラクションの騒音に業を煮やし、そんな信号の実証実験を行っている。
この信号はデシベル計と連動する仕組みになっていて、85デシベル以上の騒音を記録すると信号がリセットされ、赤信号の時間が長くなる。
ムンバイなどインドの複数都市では、信号が変わるまでの時間がカウントダウン表示される。
ムンバイ警察によると、実証実験は昨年11月~12月にかけ、市内の複数の主要交差点で1日15分間実施した。来月にはさらに10カ所で実験を予定しており、その後、全交通管理システムに本格導入したい意向。
ムンバイ警察は1月下旬にツイッターに投稿した動画の中で、この信号を「懲罰信号」と命名し、「好きなだけクラクションを。待つことが嫌でなければ」とコメントしていた。この動画はこれまでに、300万回以上再生されている。
Horn not okay, please!
— Mumbai Police (@MumbaiPolice) January 31, 2020
Find out how the @MumbaiPolice hit the mute button on #Mumbai’s reckless honkers. #HonkResponsibly pic.twitter.com/BAGL4iXiPH
世界の主要都市の渋滞状況をまとめた2019年のランキングで、ムンバイの渋滞のひどさは世界4位にランクされていた。同市のドライバーが交通渋滞にはまって足止めされた時間は、同年の1年間で8日間と17時間と算出されている。