まるで「ユニコーン」、頭部に耳のある子犬が話題に
(CNN) 一つしかない耳が頭部に位置して、まるで「ユニコーン(一角獣)」のようにみえるゴールデンレトリバーの子犬が話題を集めている。インスタグラムのフォロワーは数日間で5万人以上増えたほか、動画共有アプリの「ティックトック」での再生回数は400万回近くとなっている。
話題の子犬の名前は「耳」を意味する英単語「ear」を逆につづった「Rae(レイ)」。
生まれてすぐに重傷を負って、ミシガン州グランドラピッズの動物病院に運び込まれた。
病院の受付係をしていたブリアンナ・ボーヒーズさんは、子犬を見てすぐに心ひかれたという。ボーヒーズさんは昨年、リンパ腫で4歳のゴールデンレトリバーをなくしていた。
/@goldenunicornrae/Instagram
ブリーダーの中にはフルタイムで世話をできない場合、子犬を獣医の助手に譲渡することがあるという。このため、ボーヒーズさんはゴールデンレトリバーが来たら育てたいと考えていた。
レイに何が起きたのかははっきりしないが、母親が胎盤や羊膜を取り除こうとした際に積極的にやりすぎたのではないかとみられている。耳がすべて取れてしまった状態だったという。
/@goldenunicornrae/Instagram
レイは生まれてから数時間で大手術を受けることになった。緊急出術と24時間態勢の世話が必要だったが、レイは頭部から耳が飛び出ている以外は完全に回復する見通しだ。
ボーヒーズさんは「耳が頭部にあるのは、縫合の影響ではないかと推測している」と語った。皮膚が成長し、体も成長し始め、耳が頭部に移動したようになったのではないかとの見方を示した。