国民のマスク着用はまだ過少、感染拡大の阻止望めず 米大学分析
(CNN) 米ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)は2日までに、米国内での感染が急加速している新型コロナウイルスの拡大を阻止するためにはマスクを着用する米国民の人数が到底足りていないとの見方を示した。
同研究所は先週、感染率の上昇とマスクを頻繁に使う米国民が非常に少ないことから新型コロナの犠牲者数に関する予測を修正し、今年11月までの死者数を23万822人と新たに想定した。先々週の21万9864人からは約1万1000人増となった。
予測モデルでは、仮に米国人のほぼ全員がマスクを利用するなら11月までの死者数は約3万2000人減り、総計で19万9000人をわずかに割る数字になるだろうとも分析した。
同研究所で新型コロナの動向を予想するチームの1つを率いるクリス・マーレー博士はCNNの取材に、米国の各州から毎日入手するマスク着用に関するデータは小幅な増加を示していると指摘。恐らく5ポイント増の水準になっているともした。
全体的な利用率が55%程度に近づいているのは吉報だが、シンガポールの95%などに到達するまでの道のりは遠いとも強調。95%となれば、米国で多数の人命救出に実際つながるとも続けた。
また、歓迎すべきニュースはフロリダ、テキサス、カリフォルニア各州で感染件数がピークに達し、わずかな減少も起きていることだと指摘。この傾向はアリゾナ州でも幾分みられるともした。
ただ、中西部の州ではより速いペースでの増加が続き、同研究所が算出する数字が膨らむ要因になっていると説明。ジョージア、ノースカロライナ両州のような場所では予期している以上に速く増えているとも述べた。