湖岸に漂着した「動物の脳」に仰天 米ウィスコンシン
(CNN) 米ウィスコンシン州で湖岸を歩いていた男性が、アルミホイルに包まれた「動物の脳」を発見した。だれが何の目的で湖に流したのかは分かっていない。
ジェームズ・センダさん(47)は15日、同州ラシーンにあるミシガン湖岸の公園でガラス片を拾いながら散歩していた時、れんがのような形の包みが打ち上げられているのを見つけた。
アルミホイルの周りにピンクの輪ゴムがかかっていた。センダさんは中に現金や薬物が入っているかもしれないと考え、好奇心に駆られて包みを開けた。
出てきたのはピンクの花と外国の通貨、そして脳のような物体だった。センダさんはショックのあまり訳が分からず、近くの市職員に「これは脳だろうか」と見せに行ったという。
地元のCNN系列局によると、警察は17日、人間の脳ではないと発表。ただ専門医が調べても動物の種類は特定できていないと述べた。
地元住民らによれば、包みの中身は死者を送る儀式に使われた可能性がある。確かに、死後の世界で使うようにと花や現金を供える習わしはよくみられるものの、脳については「だれも説明できない」と、センダさんは話す。
脳はセンダさんが手を広げて少しはみ出すほどの大きさで、腐敗してはいなかったという。
センダさんは「見つけたのが私でよかった。おばあさんやお母さん、近くで遊んでいた子どもが包みを開けたらどうなっていたか。47歳の私が震え上がったのだから」と話している。