全米「ネズミ都市」ランキング、シカゴが6年連続で首位
(CNN) 米イリノイ州シカゴが、「米国で最もネズミが多い都市」という不名誉なタイトルを6年連続で獲得した。
このランキングは、害獣駆除業者オーキンが全米50都市で毎年9月1日~8月31日にかけて新規に対応したげっ歯類駆除の案件に基づいてまとめている。ほとんどの順位が毎年変動する中で、シカゴだけは1位の座をキープし続けてきた。
「住宅はげっ歯類にとって理想的な住み家を提供する。いったんすみ着くと急激に繁殖して大量に増える」と同社の専門家は説明する。
シカゴでは何年も前からネズミを減らす取り組みに力を入れ、2016年には「対ネズミ戦争」をエスカレートさせた。住民もネズミを減らす目的で猫の里親になっている。
オーキンのランキングでシカゴに次いでトップ10に入ったのは、ロサンゼルス、ニューヨーク、首都ワシントン、サンフランシスコ、デトロイト、フィラデルフィア、ボルティモア、デンバー、ミネアポリスの各都市だった。
米疾病対策センター(CDC)のウェブサイトによると、新型コロナウイルスの感染拡大で住民が外出を控え、商店や事業所が休業になったことに伴い、特に繁華街でネズミの餌も減った。このためネズミが新しい餌場を探すようになり、ネズミの数が増えた地域があるという。
冬になればネズミたちが暖かい場所を求めるようになり、ネズミたちの活動はますます活発化するとオーキンは予想している。