コロナで7カ月間離れ離れ、老夫婦が涙の再会 米高齢者施設
(CNN) 米フロリダ州南部の街ブランドンにある高齢者施設で、新型コロナウイルス感染拡大を受けた面会制限のため離れ離れになっていた老夫婦が約7カ月ぶりに再会した。その場面をとらえた動画が拡散して話題を呼んでいる。
動画は高齢者施設のスタッフが撮影し、フェイスブックに投稿した。
入居者のジョセフ・ロレスさんは今年3月から215日間、別のリハビリ施設に滞在していた。その間に妻のイブさんも新たに入居したが、施設では感染防止のために外部との接触が制限されてしまった。2人は何度かガラス越しに面会しただけで、直接会うことを許されないまま耐えてきた。
施設に戻って車いすに乗せられたジョセフさんは最初、髪を切りたいなどと話している。ドアが開いて共用スペースに入ると、そこにはイブさんの姿があった。
何かを書いていたイブさんが書類から目を上げ、感激の声とともに立ち上がる。ジョセフさんはイブさんに抱き締められて、「本当に会いたかった」「ここにたどり着けるとは思わなかった」と涙ながらに繰り返した。
この動画は15日に投稿されてから、すでに10万回近くシェアされている。