「就任式のサンダース氏」 今度は手編みの人形がオークションに
(CNN) 米民主党左派の代表格バーニー・サンダース上院議員の大統領就任式での画像がインターネット上で話題になったことを受け、その姿をかたどった手編みの人形がネット・オークションにかけられている。
人形は高さ約23センチ。自作の編みぐるみをネット販売しているテキサス州出身のトビー・キングさん(46)が制作し、オークションサイトのイーベイに出品した。収益はすべて、高齢者に食事を届けるボランティア団体「ミールズ・オン・ウィールズ(MOW)」に寄付するという。
20日の就任式に出たサンダース氏は厚手のジャケットにマスクとミトンを着け、パイプ椅子に座っていた。その画像がネット上で拡散して予想外の注目を集めた。サンダース氏の選挙陣営は画像をプリントしたトレーナーを販売し、同氏の地元バーモント州のMOWに収益を寄付すると発表していた。
キングさんは手芸仲間からこの話を聞き、チャリティー販売を思い立ったという。23日の時点でスタート価格は99セント(約103円)だったが、25日までに149件の入札があり、価格は1万5000ドルを超えた。入札は26日午後に締め切られる。
MOWの報道担当者は、「全米のネットワークを代表して支援に深く感謝する」と述べた。
高さ約23センチの人形にはベンチも付いてくる/Tobey Time Crochet
キングさんは編み物歴8年。子育てに専念しようと仕事を辞めた時に習い始め、やがて有名人の編みぐるみを手掛けるようになった。サンダース氏の熱心な支持者でもあり、同氏が大統領選で民主党の候補指名を目指した時に人形を作っていた。
今回もその時の型紙を基に、7時間かけて編み上げたという。ネットに投稿した人形の写真は先週から話題を呼んでいた。型紙はネットショップで販売している。