怪物さながらの見た目、深海魚が砂浜に打ち上がる 米カリフォルニア州
(CNN) ガラスのように鋭い歯を持ち、フットボールを思わせる形状をした珍しい魚が、このほど米カリフォルニア州の海岸に打ち上げられた。
この黒い魚は7日、口を大きく開けた状態で砂浜に横たわっているのが見つかった。場所はクリスタルコーブ州立公園が管理するラグナビーチの海洋保護区域だった。
同公園は魚の画像をソーシャルメディアに投稿。「パシフィック・フットボールフィッシュ」と呼ばれるチョウチンアンコウの一種である公算が大きいとの見方を示した。
画像には、アンコウの仲間をこのような無傷の状態で目にするのは非常に珍しいとする説明文が添えられている。砂浜に打ち上げられた理由や経緯は不明だという。
州立公園によるとパシフィック・フットボールフィッシュは世界に200種以上いるアンコウの一つで、通常は暗い深海に生息する。その歯はガラスの破片のように鋭くとがり、大きな口で自分と同程度のサイズの獲物ものみ込むことができる。