動物園で誕生したホッキョクグマ、血のつながった両親の子どもだった
「私たちにとっては大きなショックだった」とティアパーク動物園の広報は話し、モスクワ動物園はこの事実を隠さずにティアパーク動物園に伝えてくれたと説明する。
ホッキョクグマの繁殖に取り組んでいる欧州絶滅危惧種計画(EEP)は、動物園のホッキョクグマの遺伝子的多様性維持を目指していた。
ティアパーク動物園によると、ヘルタは母親のトーニャと共に同動物園で元気に暮らしているという。父のバロージャはオランダにある別の動物園に移された。
トーニャとバロージャの間には2016年11月にもオスの赤ちゃんが誕生したが、翌年3月に肝炎のため死んだ。専門家は近親交配が原因で死んだ可能性は非常に低いとしている。