足かせ付いた人骨発見、ローマ時代の奴隷のものか 英国
「これまでわれわれが発見できていなかったものは、奴隷だったと思われる、そう強く疑われる人物の物的な骨だ」と述べた。
チンノック氏は、この男性が奴隷状態にあったと断言することはできないとしたものの、英国において発見されたものの中では、その可能性が最も高いと指摘している。
また同博物館によると、ローマ帝国各地に存在した奴隷制の関連遺物である足かせに加えて、この男性は右半身がわずかに埋まり、傾斜した地面から左半身とその腕がわずかにはみ出していた。このことは、墓地に埋葬されたというよりは、溝に捨てられたことを示唆しているという。