食虫植物の新種、北米で20年ぶりに発見
粘性の腺毛では、肉食植物が獲物からリンを接種するために使う消化酵素のホスファターゼが生成されていることも分かり、肉食植物だったことが確認された。
「特に独特なのは、この植物が受粉した花の近くに昆虫を閉じ込めることだった」「自分の繁殖を助けてくれる昆虫を殺したいとは思わないはずなので、肉食と受粉は一見、矛盾しているように思える」と研究チームは解説する。
「しかし腺毛の粘着力はあまり強くなく、小バエのような小さな昆虫しか捕らえることができない。つまり、ハチやチョウのように大きくて、受粉を助けてくれる昆虫は捕食しない」
研究チームは13日に研究論文を発表予定。