虐待家庭から幼児を保護した警官、自ら養子縁組 米アリゾナ州
当初、カイラちゃんは短期間限定でザックさんや妻、2人の子どもと暮らす予定だった。
「里親が見つかるまで数週間から1カ月しかかからないだろうと言われた。実際にいつまでこの状態が続くのか分からないまま、1週間また1週間、1カ月また1カ月と時間が過ぎ、裁判所での日程も過ぎていった」
里親が見つかるのを待つ間、ザックさんはカイラちゃんが長期的にどこで暮らすことになるのか、しばしば思いを巡らせていた。
やがてザックさん一家はカイラちゃんとの思い出を作るようになり、ディズニーランドやハワイにも一緒に出掛けた。そして4年後の今、ザックさんと妻はカイラちゃんの養父母になっている。
里親や養親になるか迷っている人に対し、ザックさんは養子縁組は自分たちが下した最良の決断の一つだと話す。
「とにかくやってみてほしい。思ったほどつらく大変なプロセスではないから」(ザックさん)