巨大な魚竜の化石を発見、1億8000万年前に生息 英
ロマックス氏がCNNに語ったところによると、発掘された化石の大きさと完全さは、英国内はもとより世界でも類を見ない水準だという。
化石の個体は食物連鎖の頂点に君臨し、他の魚竜や大型の魚類のほか、捕獲できればイカも食べていただろうと、ロマックス氏は述べた。
ただここまでの発見は「氷山の一角」に過ぎない。岩の塊を除去した段階にある化石からは、今後解明すべき点が数多く残されている。当該の魚竜が最後に食べたものの痕跡が保存されている可能性のほか、個体が妊娠していた可能性もあると、ロマックス氏は指摘する。
化石は現在、古生物保護の専門家の管理下にあるが、1年~1年半かけて保存のための手順を実施した後は一般向けに展示することを目指しているという。