アルテミス計画のロケット、また打ち上げ延期 NASA

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発射台に設置された月探査計画「アルテミス」のロケット=3日、米フロリダ州ケネディ宇宙センター/Kevin Dietsch/Getty Images

発射台に設置された月探査計画「アルテミス」のロケット=3日、米フロリダ州ケネディ宇宙センター/Kevin Dietsch/Getty Images

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は12日、月探査計画「アルテミス」のロケット打ち上げを予定より4日遅らせて今月27日に行うと発表した。

これまでは23日の打ち上げを目指していた。予備日は10月2日を候補として検討が進んでいる。

今月3日にフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げを試みた際は、燃料の注入作業中に超低温液体水素漏れが発生。先の週末にかけて漏出箇所の修理が行われていた。

液体水素の燃料注入システムは17日にテストを行う予定だったが、このテストが21日に延期された。慎重に検討した結果、テストの準備や打ち上げ準備にさらに時間をかけることにしたと説明している。

21日には、打ち上げに備えてエンジンを冷却する「エンジンブリード」のテストも行う。8月29日に初めて打ち上げを試みた際は、エンジンブリードの過程で起きた問題が原因で打ち上げが中止になっていた。原因はセンサーの不具合だったとみられる。

27日の打ち上げが可能な時間帯は70分間。23日の120分間より短くなる。

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