動画乱入の人気者エミュー、鳥インフルで重体 米フロリダ州

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飼い主のテイラー・ブレイクさんによれば、「エマニュエル」は鳥インフルに感染し、自分で食べたり飲んだりすることができない状態となっている/From @hiitaylorblake/Twitter

飼い主のテイラー・ブレイクさんによれば、「エマニュエル」は鳥インフルに感染し、自分で食べたり飲んだりすることができない状態となっている/From @hiitaylorblake/Twitter

(CNN) 飼い主の動画に乱入を繰り返してティックトックの人気者になったエミューの「エマニュエル」が、鳥インフルエンザに感染して重体になっている。飼い主のテイラー・ブレイクさんが明らかにした。

米フロリダ州南部で小さな農場を営むブレイクさんは、農場の様子を紹介するドキュメンタリー動画の投稿を始めた。ところがほかの動物たちを撮影していると、エマニュエルが何度も乱入してカメラをつつき回し、その姿が評判になって動画は何百万回も再生された。

ブレイクさんは15日に投稿したツイートの中で、農場で鳥インフルエンザの感染が拡大する「大きな悲劇」に襲われたと伝えた。

鳥インフルエンザは農場に飛来する野生のガンから感染し、わずか3日間で、エミュー3羽を含む農場の鳥類50羽以上が死んだという。

12日になって、エマニュエルも鳥インフルエンザに感染した。

「彼は今のところ安定している。神経症状は治まったものの、今も自分で食べたり飲んだりすることはできない。私が手から餌を食べさせ、24時間態勢で2時間ごとに皮下輸液をしている」。ブレイクさんはそう伝え、「彼はファイターだから、完全回復できると心から信じている」とツイートした。

ブレイクさんによると、エマニュエルは右脚と足先の神経を損傷し、機能回復を助けるためにブレイクさんと友人がリハビリを行っている。

ブレイクさんの農場に残った鳥類は、エマニュエルとハクチョウの「リコ」だけになった。ほかにもウシ、シカ、ブタなどを飼育しているといい、「多くの命が自分に頼っているときに悲しむのはつらい」とブレイクさんは書き込んでいる。

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