史上最高額の当選が出た宝くじ、販売店のオーナーも「ミリオネア」に　米

ロサンゼルス（ＣＮＮ Ｂｕｓｉｎｅｓｓ） 米国の高額宝くじ「パワーボール」でこのほど、史上最高となる２０億４０００万ドル（約２９８０億円）の当選が出たが、当選者以外にも「ミリオネア（百万長者）」になった人物がいる。くじを販売した店舗のオーナーだ。

ジョー・チャハイドさんは１９８０年、シリアから１万４０００ドルをポケットに入れて、米国にやってきた。妻と子ども２人と一緒だった。

米カリフォルニア州アルタデナでガソリンスタンド「ジョーズ・サービス・センター」を営むチャハイドさんと、息子のジョー・ジュニアさん、ダニーさんには、カリフォルニア州の宝くじ当局からボーナスとして１００万ドルのチケットが贈られた。

チャハイドさんによれば、宝くじの職員が店を開ける前に待っていた。そして、お祝いの言葉とともに、自分の店から当選者が出たと告げられたという。

チャハイドさんは、当選者が近所の人であることを願っている。宝くじの金の一部がカリフォルニア州の学校に使われることも喜んでいる。

チャハイドさんは「１１人の孫がいるので、彼らとも分け合わないと」と語り、雨の中、当選を祝うために集まってくれた報道陣に感謝を伝えた。「このガソリンスタンドで宝くじを買いませんか。いつかあなたも当選者になれると保証します」