米5州で娯楽用マリフアナ合法化の住民投票、2州が支持 CNN予測
ワシントン(CNN) 米中間選挙に合わせ、娯楽用マリフアナ合法化の是非を問う住民投票が5州で実施された。CNNは、2州で合法化が支持され、3州は不支持が上回ると予測している。全米では大麻に関連した罰則を撤廃する機運が高まっている。
8日に娯楽用マリフアナ合法化に関する住民投票が行われたのはアーカンソー、メリーランド、ミズーリ、ノースダコタ、サウスダコタの5州。
CNNの予測によると、このうちアーカンソー州は、成人による大麻の所持や娯楽目的の消費などを認める内容の州憲法改正案が否決される見通し。
メリーランド州は、21歳以上の成人を対象とする娯楽用マリフアナの合法化を盛り込んだ州憲法改正案が承認される見通しとなった。施行は2023年7月1日から。同州ではこれまでにも少量のマリフアナ所持が合法化されていた。今回の改正により、大麻保持などの罪で有罪になった人は記録の抹消を申請できる。
ミズーリ州も、マリフアナを解禁して21歳以上の成人による私的な利用を認める提案が支持される見通し。マリフアナ関連の罪に問われた人は、刑務所からの釈放や記録の抹消などを請求できる。
一方、ノースダコタ州とサウスダコタ州は、マリフアナ使用合法化の提案否決が予想されている。
米国ではこれまでに19州と首都ワシントンが娯楽用マリフアナを合法化している。37州とコロンビア特別区では、医療目的のマリフアナ製品使用が認められている。