「悪魔のような犬」の里親求む、NY保護団体の募集広告に注目

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ニューヨーク州の動物保護団体が、「火を噴く悪魔」のような保護犬「ラルフィー」の里親を募集中だ/Courtesy The Niagara SPCA

ニューヨーク州の動物保護団体が、「火を噴く悪魔」のような保護犬「ラルフィー」の里親を募集中だ/Courtesy The Niagara SPCA

(CNN) 米ニューヨーク州の動物保護団体が、「火を噴く悪魔」のような保護犬の里親を募集している。

里親募集の広告といえば、思わず引き取りたくなるような犬や猫の特徴をアピールするのが一般的。ところが保護団体のナイアガラSPCAがSNSに掲載した保護犬「ラルフィー」の紹介は、変わった切り口で目を引いた。

「実際のところ、あまりいいことはありません。だから率直に言います」。ナイアガラSPCAは17日、フェイスブックにそう書き込んだ。「一見すると、とても可愛くて人気のある若い犬です。引き合いは多いはずです」

しかし現実のラルフィーは「恐怖を小さく詰め込んだ」ような存在だと同団体は言う。「あなたは大丈夫だと思うかもしれません。でも警告しておきます。自己責任で扱ってください」

ラルフィーはこれまでに2回、里親に引き取られたことがあるという。

最初の飼い主は、ラルフィーを訓練しようとしたがうまくいかずに手放した。

「新しい家庭では、『先住犬に嫌がらせをする』という理由から、2週間で私たちの所に戻されました。彼らの本音は『ラルフィーは火を噴く悪魔だ。私たちの犬を食べてしまう。体重わずか12キロなのに』という意味でした」

ナイアガラSPCAはそう説明し、ラルフィーは「最高に嫌なヤツ」だと形容する。「彼にとっては何もかも自分のもの。その所有能力をあえて試そうとすれば、憤りを爆発させるでしょう。一瞬でも弱みを見せれば付け込まれます」

「ラルフィーに理想的な家庭はマザー・オブ・ドラゴンズか、飼い主が穏やかに、かつ厳しくラルフィーを導いてくれる、ほかの動物がいない大人の家庭です」

同団体によると、20日の時点でまだ引き取り手は決まっていない。

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