走行中の車から飛び降りた子犬、間一髪助かる 米高速道路
(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルスを走る高速道路でこのほど、走行中の車から子犬が飛び降り、周囲の車にひかれそうになるも間一髪で難を逃れる出来事があった。
間一髪で助かったのは保護犬の「ソフィー」。ソフィーが里親一家と一緒にロサンゼルスの国道101号線を走行する車に乗っていた際、里親のライアン・クレーマーさんらは辺りを漂う臭いに気付いた。
クレーマーさんは「窓を開けたところ、ソフィーは頭を突き出して、どの犬もそうするように臭いをかいでいた」と振り返る。
次の瞬間、ソフィーは車から勢いよく飛び出した。
車載カメラの映像には、ソフィーが危うくひかれそうになりながらトラックを避け、並み居る車の前を横切る様子が映っている。
クレーマーさんによれば、後続車の運転手も停止してウィンカーを点滅させ、車の流れを遅らせてくれた。クレーマーさんが駆けつけた時には、すでにこの運転手がソフィーの救助に当たっていたという。
その後、クレーマーさん一家はソフィーを獣医師の元に連れて行った。臀部(でんぶ)の骨折やすり傷を負っていたが、現在は快方に向かっている。
ソフィーは骨折やすり傷を負ったが快方に向かっている/KCAL/KCBS
インターネット上では、車内に子犬を自由にした状態で窓を大きく空けるべきではなかったとの指摘も出た。
クレーマーさんは、ソフィーの危機一髪の救出劇について語ることで啓発につながるとの見方を示す。クレーマーさん一家はソフィーを最後まで育てる考えのようだ。