ロシアのスパイ? シロイルカに近寄らないで ノルウェーが動物の安全懸念
これまでに発生したのは、主にボートとの接触でバルジミールが軽傷を負うという軽微な事案のみだったと漁業総局は説明。たとえ人懐こいイルカが相手でも距離を保つ必要があると述べ、「イルカがけがをしたり、最悪の場合はボートと接触して死んだりする事態を避けるため、特にボートに乗る人は十分な距離を保ってほしい」と呼びかけている。
発見されたシロイルカは船を追いかけることがある/Jorgen Ree Wiig, Norwegian Directorate of Fisheries/Sea Surveillance Service
漁業総局は、そうした危険を考慮してこのイルカを捕獲すべきかどうかについて、これまでは「問題のイルカは自由に生きる動物であり、捕獲しておりに入れる理由はない」と判断していた。
しかし現在は危険が大きい場所にいて、捕れる餌も限られていることから「違う措置を検討する」とした。ただし確固たる結論を出すのはまだ時期尚早だとしている。