ロシア無人探査機、月面に墜落 47年ぶりの計画失敗

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ボストーチヌイ宇宙基地から打ち上げられる無人探査機「ルナ25号」/Roscosmos/Reuters

ボストーチヌイ宇宙基地から打ち上げられる無人探査機「ルナ25号」/Roscosmos/Reuters

(CNN) ロシアが47年ぶりの月着陸を目指した無人探査機「ルナ25号」が、月面に墜落した。計画の失敗は、ロシアの宇宙開発にとって打撃となる。

ロシアの宇宙機関ロスコスモスは、モスクワ時間の19日午後2時57分ごろ、ルナ25号との通信が途絶えたことを明らかにした。20日にかけて通信の確立を試みたがうまくいかなかったとしている。

ルナ25号は想定外の軌道に入り、月面に衝突したとロスコスモスは分析している。月面に衝突した原因は現時点で分かっておらず、特別調査委員会を設置して究明に当たる。

ロスコスモスが19日にSNSに投稿した情報によると、ルナ25号は着陸準備軌道への投入を試みた際に「非常事態」が発生し、想定通りに動作させることができなかった。

ロシアが前回打ち上げた「ルナ24号」は、1976年8月18日に月面に着陸。今回は、以来47年ぶりとなる月面着陸を目指していた。

月着陸をめぐっては、インドも7月下旬、「チャンドラヤーン3号」を打ち上げており、早ければ23日にも月面着陸を試みる。

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