米国立動物園のジャイアントパンダ、米国で最後の誕生祝い 12月に3頭が中国返還
(CNN) 米首都ワシントンにあるスミソニアン国立動物園のジャイアントパンダ、ティエンティエン(添添)が27日に26歳の誕生日を迎えた。12月には中国に返還される予定で、米国で祝う誕生日はこれが最後だった。
同動物園で飼育しているティエンティエンと25歳のメイシャン(美香)、今月21日に3歳になったシャオチージー(小奇跡)のジャイアントパンダ3頭は、12月7日までに米国を離れる予定。
ティエンティエンは27日、果物と野菜にサツマイモとすりつぶしたニンジン、ハチミツをまぶした特製バースデーケーキをプレゼントされた。
3頭のジャイアントパンダはもともと2020年に中国に返還される予定だったが、同動物園と中国野生動物保護協会の合意に基づき返還が3年間延期された。
メイシャンとティエンティエンは00年代初めにスミソニアン国立動物園に到着。当初10年の滞在予定だったが、その後何度も期間が延長されていた。同動物園でメイシャンから生まれた子ども3頭は、取り決めに基づきここ10年ほどの間に中国に返還されている。
同動物園によると、野生のジャイアントパンダの寿命は推定約15~20年、人間に飼育されている場合は30年程度とされる。