米運輸保安庁から来年のカレンダー、愛らしい犬がモデルに
(CNN) 長い列、廃棄された品物、ときに漂う不機嫌な雰囲気――。「TSA(米運輸保安庁)」と「愛らしい」という単語が同じ文章の中に並ぶことはほとんどない。しかし、TSAが毎年出しているカレンダーでなら自然な組み合わせとなる。
TSAは27日、X(旧ツイッター)への投稿で、2024年版のカレンダーを発表した。安全を心掛け、勤勉な犬たちは実に貴重な存在といえそうだ。
このカレンダーは、全米で活躍する1000匹以上の爆発物探知犬をたたえるもの。表紙を飾るのは、最もかわいい犬のコンテストで優勝した「ディナ」。
3歳のディナは雌のジャーマン・ショートヘアード・ポインターで、ラスベガスにあるハリー・リード国際空港で勤務している。TSAによれば、ディナは今年2月に開催された米プロフットボールNFLの年間王者を決める「スーパーボウル」で働いたTSAの犬のうちの一匹。
犬への愛情は表紙だけにとどまらない。ニューヨークのラガーディア空港で働くベルジアン・マリノアの「ジーナ・ジーナ」など1年分の犬が紹介されている。
カレンダーには、犬に関する事実もたくさん掲載されている。