豪グレートバリアリーフで「広範な」サンゴ白化 7回目の大量白化懸念

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クイーンズランド州沖のレディーエリオット島で見つかった死んだサンゴ=2019年10月10日/Jonas Gratzer/LightRocket/Getty Images

クイーンズランド州沖のレディーエリオット島で見つかった死んだサンゴ=2019年10月10日/Jonas Gratzer/LightRocket/Getty Images

オーストラリア海洋科学研究所の上空研究員、ニール・カンティン氏は「航空調査は白化の空間的な広がりを評価する最適な手段だが、白化の深刻さや、どの程度の水深まで白化が及んでいるのか理解するには潜水調査が必要になる」との見方を示した。

グレートバリアリーフでは2016年と17年、20年に海水温の上昇による大量白化が起きた。それ以前には1998年と2002年に白化が起きていた。

22年には、エルニーニョ現象とは逆に冷却効果のあるラニーニャ現象の期間中に初めて白化が発生。サンゴの今後に深刻な懸念が生じる事態になった。

そして今、24年に7回目の大量白化現象が起きることを懸念する声が出ている。

グリーンピース・オーストラリア・パシフィックのデービッド・リッター最高経営責任者(CEO)はCNNの取材に、「海洋公園局の正式な確認を待つ必要があるが、グレートバリアリーフで7回目の大量白化が進行しているのは確かなように思われる」との見方を示した。

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