中国の探査機「嫦娥6号」が月面離陸、月の裏側で初の試料採取

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中国の月探査団が公開した写真には掘削された月の表面が写っている/Chang'e 6 lunar rover/Weibo

中国の月探査団が公開した写真には掘削された月の表面が写っている/Chang'e 6 lunar rover/Weibo

嫦娥6号は高温に耐え、月面を掘削して機械アームで土壌や岩石をすくって試料を採取したと国家航天局は説明。試料の採取後、ロボットアームを伸ばして中国国旗を掲げたとしている。

嫦娥6号の技術者が中国国営中央テレビに語ったところによると、国旗は火山岩の玄武岩で作られており、今後の月探査を見据えて腐食や月の裏側の過酷な気温に耐えられる設計になっている。

玄武岩は粉砕して溶かし、人の毛髪の直径の3分の1ほどの繊維にして布に織り込んだと技術者は説明。月面には玄武岩が豊富にあると述べ、「我々は将来的に月面基地を建設するので、玄武岩を繊維にして建材として使うことになるだろう」としている。

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