猫に博士号の学位を「授与」、学生や職員に愛されるキジトラ 米バーモント大学
(CNN) 米バーモント州立大学で、6歳のキジトラのオス猫「マックス」がこのほど博士号の学位を授与された。
マックスは、飼い主のアシュリー・ダウさんが徒歩で通える自宅から毎日連れ出しすようになって以来、同大のキャンパスに通っている。
学生部職員のモーリス・ウィメットさんはマックスについて、とても人懐こく、毎朝まず自分にあいさつしてくれると話す。冬の間は事務室へやって来ることもあるという。
それ以外は学生たちのいる場所で過ごすのが日課で、「いつも坂を上って校舎の前にいる。学生たちが授業に出入りする時に塀の上に座っていることが多い」とウィメットさん。マックスは遠慮なく学生の上に飛び乗り、バックパックの上にマックスを乗せた学生が歩き回ると、みんなが写真を撮っていたという。
マックスをなでるバーモント州立大学の学生たち/Rob Franklin/Vermont State University
「みんなが周りに集まるカリスマ猫と言っていい」とウィメットさんは話し、マックスが見物人の愛情に応えて立ち上がり、ゴロゴロのどを鳴らすこともあると言い添えた。
大学を訪れる見学者にもあいさつしているといい、「キャンパスに来る人たちを出迎えるのが自分の仕事だと思っているようだ」(ウィメットさん)
学位授与のアイデアはSNS担当の職員が思いついた。ただしマックスの名誉博士号は特別で、同大は実際には博士号の学位授与は行っていない。
マックスは大学の電子メールアドレスを持ち、大学の職員名簿にも記載されている。届いたメールはダウさんと同大学生の娘が返事を出しており、ドイツやイングランドからメッセージが届いたこともあるという。