フクロモモンガが機内で脱走、乗客全員降機 中国
(CNN) 中国東方航空の済南行きの便で10日、乗客が規則に反して持ち込んだフクロモモンガが機内で逃げ出し、客室内に隠れた。乗客は一時的に降機を余儀なくされた。
上海警察国際空港支局によると、フクロモモンガは客室内で逃げ出したが、他の人に捕獲された。
中国の地元メディアによると、この脱走事件は上海虹橋国際空港発のMU5599便で発生した。SNSに投稿された動画には、客室乗務員が床にひざまずいてフクロモモンガを探す様子が映っている。
ソーシャルメディアでこの事件について不満を漏らす乗客もいた/Chinese State Media
最終的に乗客は全員飛行機から降り、フクロモモンガが捕獲されるまで空港のターミナルビルで待機するよう命じられたという。
警察は「安全上の問題」によりフライトに遅れが生じ、フクロモモンガの飼い主は公共交通の秩序を乱す違法行為により、法律に従って警察に拘束されたと述べた。
この便は予定より1時間あまり遅れて出発し、当初の着陸予定時刻より62分遅れて午前0時直前に目的地に到着した。
地元メディアによると、同航空会社はまだ乗客に補償や謝罪を申し出ておらず、この件に関する声明も発表していない。