「クルードラゴン」で地球帰還の飛行士、着水後に病院搬送 ただし「容体は安定」

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着水したスペースXの有人宇宙船の周囲で作業するサポートスタッフ/Joel Kowsky/NASA/Getty Images via CNN Newsource

着水したスペースXの有人宇宙船の周囲で作業するサポートスタッフ/Joel Kowsky/NASA/Getty Images via CNN Newsource

乗員4人は国際宇宙ステーション(ISS)で8カ月近く過ごした後、東部時間25日午前3時29分、メキシコ湾に着水した。同日午前のNASAの発表によると、着水と回収は安全に行われた。

4人はNASAの宇宙飛行士マシュー・ドミニク氏とマイケル・バラット氏、ジャネット・エップス氏とロシア宇宙機関ロスコスモスのアレクサンダー・グレベンキン氏。スペースXがNASAの委託で実施するISSへのミッション「クルー8」の一員を務める。

夜間着水の様子を捉えたライブ配信映像では、4人が笑顔で手を振りながら宇宙船「クルードラゴン」から離脱し、回収船に乗り込む姿が映っていた。

長期の宇宙ミッションの後では幅広い医療検査が行われるのが通例だ。ただ、クルー8の滞在時間はISSに向かう大半の飛行士に比べやや長かった。

クルー8のチームは3月4日に宇宙へ出発した。帰還が遅れた理由はさまざまだが、ボーイングの宇宙船「スターライナー」の問題に絡むスケジュール変更も妨げになった。スターライナーは6月の試験飛行でNASAの飛行士2人を乗せてISSに向かったものの、クルーを乗せて地球に戻るにはリスクが高すぎると判断された。

NASAは最終的に、スターライナーを空の状態で帰還させ、スターライナーの飛行士をスペースXのミッション「クルー9」に移すことを決定。これによりクルー9の打ち上げとクルー8の帰還に遅れが生じた。

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