マリフアナ栽培農園も被災、米カリフォルニア州の山林火災
ニューヨーク(CNNMoney) 米カリフォルニア州北部で続く大規模な原野火災で、個人的な嗜好(しこう)用のマリフアナ販売の州内での解禁を来年1月に控えるマリフアナ栽培農園の多くが焼失被害などを受けていることが15日までにわかった。
これら業者は、米連邦政府がマリフアナを禁止しているため事業に保険をかけることが出来ず、泣き寝入りを迫られる苦境に直面している。
マリフアナの生育や販売を手掛ける企業「テラ・テック」のデレク・ピーターソン最高経営責任者(CEO)は、業者は通常、施設に500万ドル(約5億6000万円)以上、作物栽培に最大で300万ドル投資しているとの実情を説明した。
カリフォルニア大麻産業協会の報道担当者によると、州内には1万〜1万5000の栽培農園がある。火災の被害を受けた農園数を把握するには時期尚早としながらも予想を上回る規模になる可能性に触れた。
同州での山林火災は季節により定期的に起きているが、近年は一層悪化している。マリフアナ栽培農園が被害を受けるのも初めてではない。