チーズソースでボツリヌス中毒 1人死亡、9人入院 米加州
(CNN) 米カリフォルニア州サクラメント郊外にあるガソリンスタンドで、チーズソースを原因とするボツリヌス食中毒が発生し、1人が死亡、9人が入院したことが24日までにわかった。地元当局が明らかにした。
カリフォルニア州公衆衛生局の発表によると、問題のナチョチーズソースから、病原菌の毒素の陽性反応が出た。同局が検査した患者からも、同じ毒素が検出された。
原因となったソースは5日に販売を中止したという。
米疾病対策センター(CDC)によると、ボツリヌス菌による食中毒は、視界のかすみ、まぶたの下垂、言葉のもつれ、まひなどの症状を伴い、3~5%の確率で死に至る。
CNN系列局のKTXLによると、4月21日に問題のチーズソースを食べて病院に運ばれた女性は、ろれつが回らないなどの症状が出て、3週間以上、集中治療室に入院した。
問題のガソリンスタンドは5日に調理済み食品の販売停止を命じられ、州当局がチーズソース4袋を押収。8日から包装済み食品に限って販売を再開した。