英ウィリアム王子夫妻の第3子は「ルイ王子」、予想外の命名
ロンドン(CNN) 英ウィリアム王子とキャサリン妃の間に誕生した第3子が、ルイ・アーサー・チャールズ王子と命名された。英王室がこのほど発表した。今後は「ケンブリッジのルイ王子殿下」と呼ばれることになる。
「ルイ」は事前の予想を覆す命名だった。英王室の伝統的な名前ではなく、どちらかといえばフランス王室との関係が深い。ただ、エリザベス女王の夫フィリップ殿下のおじに当たる「ビルマのマウントバッテン卿」の本名は、ルイス・マウントバッテンだった。
第2次世界大戦に従軍して戦果を挙げたマウントバッテンは、英国の植民地だったインドの最後の総督に就任。1979年、過激派組織アイルランド共和国軍がボートに仕掛けた爆弾によって死亡した。
ルイ王子は23日に誕生した。エリザベス女王にとっては6番目のひ孫。王位継承順位は、祖父のチャールズ皇太子、父のウィリアム王子、兄のジョージ王子、姉のシャーロット王女に続く5位となる。
王子の誕生は、姉となったシャーロット王女にとっても歴史的瞬間だった。2013年の王位継承法により、シャーロット王女の王位継承順位は弟が誕生しても4位のまま変わらなかった。弟に順位を抜かれなかった王女は、英国史上、初めてだった。