AP通信、トランプ政権の当局者を提訴 ホワイトハウスへの出入り禁止受け

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ホワイトハウスでの会見中、記者団からの質問を受けるトランプ大統領/Oliver Contreras/AFP via Getty Images

ホワイトハウスでの会見中、記者団からの質問を受けるトランプ大統領/Oliver Contreras/AFP via Getty Images

(CNN) 米AP通信がトランプ政権の当局者3人を連邦裁判所に提訴していることが22日までに分かった。トランプ大統領の絡むイベントの一部や大統領執務室、大統領専用機「エアフォースワン」から自社の記者が締め出されたことに対する法的措置とみられる。

AP通信は、報道の自由を認めた合衆国憲法修正第1条及び法の適正な過程なしに生命、自由または財産を奪われることはないとした同修正第5条の適正手続条項に言及。記者締め出しがこれらの規定に違反すると訴えている。

訴状に名前が挙がった被告はスーザン・ワイルズ大統領首席補佐官、ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官、テイラー・ブドウィッチ大統領次席補佐官の3人。

AP通信は裁判所に対し緊急で審理を行うよう要求。記者締め出しを違憲と宣言し、これを撤回させるよう求めている。

ホワイトハウスは先ごろ、「メキシコ湾」の表記を巡って世界最大規模の報道機関であるAP通信をやり玉に挙げていた。

トランプ氏は先月、メキシコ湾を「アメリカ湾」に改称する米政権の方針を発表。名称変更は複数の政府機関で実施されている。ただ新たな名称を認めていない国もあり、AP通信は世界中に顧客を抱えていることから、トランプ氏の大統領令については認識しつつもメキシコ湾の表記を継続している。

21日に訴訟について問われたレビット氏は、法廷で相手側と争うことになるとの考えを示唆。自身の個人名が訴状に記載されていることを認めた。

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