トランプ氏、ゼレンスキー氏は「交渉カードを持たず」 「会議に出席する価値なし」

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(CNN) トランプ米大統領は21日、ウクライナのゼレンスキー大統領には「交渉カード」がなく、「会議に出席する価値」がないとの認識を示した。ロシアのプーチン大統領については、「もし彼が望めば」ウクライナ全土を奪取できると警鐘を鳴らした。

トランプ氏はFOXニュースラジオのインタビューで、司会者から戦争の責任はロシアにあるのではないかと追及され、「私は何年も見てきた。彼(ゼレンスキー氏)がカードなしで交渉する様子を。とにかくうんざりする。もう十分だ」と述べた。

そのうえでゼレンスキー氏について、「彼は3年間会議に出ているが、何一つ実現されていない。正直なところ、彼が会議に出る価値がそれほどあるとは思えない」と言及。「彼のせいで取引が非常に難しくなる。だが彼の国を見てほしい。壊滅状態だ」と指摘した。

トランプ氏はまた、プーチン氏が「もし望めば」ウクライナ全土を奪取可能だとも述べ、ゼレンスキー氏は3年前に侵攻したロシアとの取引に向けて動くべきだと付け加えた。

プーチン氏については「彼は取引したがっている」「しかも取引をする必要はない。彼が望めば全土を奪取できるのだから」との見解を示した。

トランプ氏はバイデン前米大統領とゼレンスキー氏の両氏に矛先を向け、両氏が妥協に向けて十分な取り組みをしていれば、ロシアによる2022年のウクライナ侵攻は回避できた可能性があると批判した。

「プーチン氏を簡単に説得できた可能性もあるが、彼らは話し方というものが分かっていなかった」とトランプ氏は指摘。自分は「プーチン氏を実態より良い人、優れた人に仕立て上げようとしているわけではない」としつつ、戦争は決して起こるべきではなかったと言い添えた。

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