デルタ機が着陸に失敗、搭乗者全員避難 カナダ空港
デルタ機が着陸失敗 カナダ空港
(CNN) カナダのトロント・ピアソン国際空港で17日、米ミネソタ州ミネアポリスから到着したデルタ航空の小型旅客機が着陸に失敗した。米連邦航空局(FAA)が明らかにした。事故現場の写真にはひっくり返った飛行機が写っている。
同空港はX(旧ツイッター)で「緊急チームが対応中。乗客と乗員は全員安否の確認がとれている」と述べた。
FAAによると、デルタ航空4819便の搭乗者80人全員が避難した。
事故は現地時間午後2時45分ごろに発生した。エンデバー航空が運航する同便はミネアポリスのセントポール国際空港を出発。ピアソン空港で着陸に失敗した。地域航空会社のエンデバー航空はデルタ航空の完全子会社。
救急隊員はCNNの提携局CP24に対し、この事故で最大8人が負傷したが、負傷の程度は不明だと語った。
ピアソン空港の発着はすべて停止され、滑走路も閉鎖されている。
航空機の事故は最近になって相次いでいる。先月末には、米首都ワシントン近郊のレーガン空港付近でアメリカン航空の旅客機が米陸軍ヘリ「ブラックホーク」と空中衝突した。また、昨年12月には済州(チェジュ)航空機とアゼルバイジャン航空機でも死亡事故が発生している。