米空母トルーマンの損傷示す写真公開、スエズ運河付近で商船と衝突

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米原子力空母「ハリー・S・トルーマン」の損傷の様子/MC1 Cody Beam/Digital/U.S. Naval Forces

米原子力空母「ハリー・S・トルーマン」の損傷の様子/MC1 Cody Beam/Digital/U.S. Naval Forces

(CNN) 地中海のエジプト近海で米軍の原子力空母「ハリー・S・トルーマン」とパナマ船籍の商船が衝突した事故をめぐり、空母トルーマンの損傷が新たな写真で明らかになった。

スエズ運河の入り口付近で12日に起きたこの衝突を受け、トルーマンは週末、ギリシャのスーダ湾にある米海軍の施設に修理のため停泊していた。

海軍が15日に公開した写真には、全長約335メートルのトルーマンの右舷船尾外側の損傷が写っている。

海軍は声明で、損傷箇所には二つの保管室の外壁と整備スペース、ファンテイルなどが含まれているとする一方で、損傷はいずれも同艦の戦闘能力に影響を及ぼすものではなく、衝突事故以降も飛行作戦を行っていると説明した。

トルーマンは12日夜、スエズ運河付近の混雑した海域で、パナマ船籍で全長188メートルのばら積み貨物船「ベシクタスM」と衝突した。

原子力空母「ハリー・S・トルーマン」は商船と衝突して外部を損傷した/MCC Jose Hernandez/Digital/U.S. Naval
原子力空母「ハリー・S・トルーマン」は商船と衝突して外部を損傷した/MCC Jose Hernandez/Digital/U.S. Naval

商船も損傷したが、両船とも負傷者は報告されていない。

海軍の声明によると、トルーマンは衝突の発生前、寄港のためスーダ湾に入っていた。これに先立ち、米中央軍の管轄地域で2カ月にわたり戦闘作戦に従事。この期間中、イエメンの反政府武装組織フーシに対する攻撃やソマリアで過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への空爆を実施した。

トルーマンの空母打撃群の司令官は、地域全体で作戦を継続していると述べた。

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