森田氏は、能面は能楽師の顔であり、そこから分離することはできないと指摘する。支度部屋で面を付けた時から能楽師はその役に没入し、既に演技が始まっているという/Toshiro Morita
日本の伝統的な舞台芸術「能」で使われる木製の能面。描かれた鬼や僧侶などは表情こそ変えないものの、能楽師が頭の角度や向きを変えることで、生きている人間の顔そのものに見えるほど豊かな感情を表現できる
日本の伝統的な舞台芸術「能」で使われる木製の能面。描かれた鬼や僧侶などは表情こそ変えないものの、能楽師が頭の角度や向きを変えることで、生きている人間の顔そのものに見えるほど豊かな感情を表現できる