「主審」に選手への人種差別的発言疑惑、プレミアリーグ

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不適切な言動で訴えられたプレミアリーグのクラッテンバーグ主審(左)。右はミケル選手

不適切な言動で訴えられたプレミアリーグのクラッテンバーグ主審(左)。右はミケル選手

(CNN) サッカーのイングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーは1日までに、先月28日実施のリーグ戦、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)との試合で主審がチェルシーの選手に不適切な言動を示したとしてイングランド・サッカー協会に公式な異議申し立てを行ったと発表した。

人種差別絡みの発言をしたとの情報がある。主審を務めたマーク・クラッテンバーグ氏は疑惑を否定したが、チェルシー側の措置に反対しなかった。プレミアリーグでは最近、チェルシーのDFテリー選手による発言が物議を醸すなど人種差別絡みの問題が表面化しているが、審判の言動が批判の対象となったのは異例。

協会は既に調査開始を宣言し、ロンドン警視庁も調べる方針を示している。クラッテンバーグ主審が適切でない言葉を吐いたとされる相手はナイジェリア代表MFミケル選手。チェルシーのスペイン代表MFのマタ選手にも同様の言動を行ったとの疑いも出たが、チェルシーは公式サイトでの声明でこれを裏付ける証拠は得られなかったと述べた。

同クラブは今回の異議申し立てについて、選手やスタッフなどの事情聴取を含めた第3者の法律専門家が主導した独自の徹底調査を受けた措置としている。

28日の試合は、マンUが退場者2人を出したチェルシーに3-2で競り勝っていた。

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